旧盆の重圧については別の記事で書きました。こちらはその実務編です——
旧盆が近づいてくると、スーパーの売り場が少しずつ変わってきます。
お茶缶が箱で積まれて、お米やお中元のコーナーができて、線香やウチカビまで並び始める。
重箱やオードブルの予約受付も始まって、「ああ、今年も旧盆が来るんだな」と思う。
そして私は、売り場を歩きながら頭の中で、
「あれ買ったっけ?」
「重箱、もう予約した?」
「アルミホイルあったかな……」
と、毎年同じことを考えていました。
旧盆の買い出しは、当日にまとめてやろうとすると本当に大変です。
しかも、予約しておけば大丈夫と思っていたものが、いざ電話してみたら「もういっぱいです」と言われることもある。
長年やってきて思うのは、旧盆の買い出しは、とにかく早めに動いた方が楽ということです。
当日に慌てるものを減らしておくと、それだけで3日間の体力が残ります。
これは、私が実際に旧盆を回してきて、「この時期にこれを買っておけば何とかなる」というところまで絞ったものです。
2週間前くらい——予約と箱物
まず、重箱とオードブルの予約を考えます。
「4日前まで受付」と書いてあるお店もありますが、私はあまりその日数を信用していません。
受付期間が残っていても、売り切れで予約終了になることがあるからです。
毎年同じ店に頼んでもいいのですが、オードブルは毎年同じだとちょっと飽きます。
余裕のある年はスーパーを変えてみたり、地域のお店に頼んでみたり。
最近はコンビニでも旧盆商品を予約できるので、受け取りやすいところを選ぶのもありだと思います。
親戚回りのお中元も、この頃に確保します。
我が家は昔から化粧箱入りのお米でした。
お茶缶も箱で買います。
これも、旧盆直前になるほど売り場が混んできます。
そして、手頃な価格帯の商品からなくなっていく。
回る軒数分だけではなく、私は予備を1〜2箱くらい見ておく方が安心だと思っています。
1週間前くらい——消え物の確認
今度は仏壇まわりの「消え物」を確認します。
ここは、毎年「あると思っていたらなかった」が起きるところです。
- 線香(ヒラウコー)
- ウチカビ
- 厚手のアルミホイル
- ライター(チャッカマン型が使いやすい)
- お酒
- お茶、来客用の茶菓子
- 折箱(ウサンデーを持たせる用)
特に忘れたくないのがアルミホイルです。
ウチカビを焼くときに下に敷くものですが、薄いアルミホイルだとちょっと心配なので、私は厚手のものを使っていました。
折箱は、家族だけの年ならオードブルの空き容器に詰め合わせる方式でも十分です。
こういうものって、旧盆当日に「そういえばなかった!」となると、地味に面倒なんですよね。
前日から当日——生ものと受け取り
焼き菓子や果物は前日か当日。
果物はお供え用にセットされたものを買えば早いです。
刺身は注文しておいて、当日に受け取ります。
来客十人分くらいが、我が家の目安でした。
家族用のお寿司も買います。5〜6人用を、ご飯代わりに。
昔は家族の分まで台所で何とかしていましたが、今は買います。
特にウークイの日は、仏壇のお供えや来客のことで台所が忙しいので、家族の食事まで作っていたら本当に大変です。
家族の食事を買うのは手抜きではなく、旧盆を最後まで回すための段取りです。
中日のナカヌヒーにも来客があるので、昼間のお茶菓子と、小さめのオードブルを用意しておくと楽です。
別の仏壇にもお供えする家なら、小さいお供えセットもこのタイミングで。
どれくらい買うか
こうして書き出してみると、買うものが結構あります。
そして、実は一番難しいのが「どれくらい買うか」です。
人数が減った今でも、単純に「家族が食べきれる量」だけを基準にできないことがあります。
長老世代の親戚が来る家では、
「これだけ?」
と思われない程度のお供えが必要だったりする。
これはもう、世間体と言ってしまえば世間体なのですが、長年そういうやり方でやってきた家では、急に全部を減らすのも難しいものです。
だから私は、買う量だけではなく、「その後どうするか」まで考えておくのが大事だと思っています。
ウサンデーとして親戚に持たせる。
翌日の職場のお弁当にする。
スイカやパインは、早めに切って家族や親戚に配る。
供えた後、誰が食べるのか。
そこまで考えてから買うと、食べきれずに困る量はかなり減らせます。
いつ何を買うか、まとめ
2週間前くらい
- 重箱・餅セット・オードブルを予約する
- 親戚回りのお中元を確保する
- お茶缶など箱物も買っておく
1週間前くらい
- 線香、ウチカビ、アルミホイル、ライター、お酒、茶菓子、折箱を確認する
前日
- 焼き菓子、果物を買う
- 刺身やオードブルなど、予約品の受け取り時間を確認する
当日
- 刺身を受け取る
- 家族用の寿司を用意する
- ナカヌヒーの来客用のオードブルや茶菓子を準備する
- 別の仏壇がある家は、そちらのお供えも
こうして書くと、何だかものすごく大変そうに見えますが、実際は一度に全部やるから大変なんです。
2週間前、1週間前、前日、と少しずつ分けてしまえば、そこまででもありません。
昔の私は、旧盆が近づくと「また始まるなあ」と思っていました。
でも、長年やっているうちに、何をいつ買うかはだいたい決まってきました。
今年もたぶん、売り場を歩きながら「あれ、買ったっけ?」とやると思います。
それでも、去年の自分が今年の自分のために残しておいた買い物メモがあれば、少し楽です。
このページも、そんな「来年の自分のためのメモ」くらいの気持ちで残しておこうと思います。
旧盆の準備をしている皆さんも、どうか無理をしすぎませんように。
※これは我が家の経験を書いたものです。地域や門中、家庭によって進め方は違いますので、ご自身の家のやり方は年長の方に確認してください。
まとめ:タイムライン(段取り)一枚版

- 2週間前〜:重箱・オードブル予約/お中元・お茶缶の確保
- 1週間前:線香・ウチカビ・アルミホイル・ライター・酒・茶菓子・折箱の在庫チェック
- 前日:焼き菓子・果物・花
- 当日:刺身受け取り/寿司/昼用オードブル/お供えセット
※この記事は我が家という一つの事例です。地域・門中・家庭によって進め方はさまざまですので、ご自身の家のやり方は年長の方にご確認ください。


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