ナンカスーコーとは?自宅法要の準備と当日の流れ

ヒラウコーと仏具 仏壇・行事

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ナンカスーコーという言葉を聞くと、今でも最初に思い出すのは高校生の頃の台所です。

曾祖母が亡くなったとき、初めて本格的に手伝う側に回りました。

当時は何をしているのかもよく分からないまま、大鍋で煮えている豚肉の匂いと、結んでも結んでも終わらない昆布、重箱に料理を詰める母の背中を見ていました。

沖縄で身内を見送ると、四十九日まで七日ごとに法要があります。

これがナンカスーコー(週忌焼香)です。

初七日から四十九日まで、七日ごとに計7回、親族が集まって焼香をします。

地域や家によって違いはありますが、初七日、三七日、五七日、七七日(四十九日)は親族を招いて重箱料理を用意し、二七日、四七日、六七日は身内だけで済ませるという家が多かったと思います。

呼び方も進め方も家によってかなり違うので、まずは親族の年長者か、お寺に自分の家のやり方を聞いてみるのが早いです。

ただ、今はかなり変わりました。

先にこれだけは書いておきたいのですが、昔よりずっと簡素化されています。

初めて迎える側に回ると、「ちゃんとやらなければ」と思ってしまいますが、今の沖縄では簡素化した形の法要は珍しくありません。

葬儀のあとに初七日を繰り上げて済ませる家もありますし、四十九日までまとめて行う家もあります。

私が高校生の頃に経験したナンカスーコーは、本当に大変でした。

仕出しのセットなんてありません。

あちこちの親族から昆布や豚肉が運び込まれて、母は前日から煮込み続けていました。

当日は朝から、お膳を並べて、お茶を出して、片付けて、またお茶を出して。

洗い物をしている間に次のお客さんが来るような感じでした。

従姉妹や親戚が手伝ってくれる時間もありましたが、朝から晩まで台所に立っていたのは母と私でした。

男性陣は座敷で焼香をして、食事をして、お酒を飲んでいる。

その頃は、それが当たり前だと思っていました。

でも、七日ごとにこれが続くんです。

悲しいという気持ちより、次のスーコーの準備を考えている時間の方が長かった気がします。

だから最近の簡素化は、本当にありがたいと思っています。

業者にお願いできること

今は業者にお願いできることが増えました。

重箱料理やお膳、お菓子や果物までセットで届けてもらえます。

前日から煮込む必要は、もうありません。

返礼品は、余ったら引き取ってもらえるところがあります。

足りなくなる心配をしなくていいので、多めに頼めるのが助かります。

座布団まで貸してくれる業者もあります。

昔は座布団カバーを洗って、翌週に備えて、の繰り返しでした。

葬儀社から紹介してもらえることも多いので、葬儀が終わった段階で、その後のスーコーについて相談しておくとかなり楽です。

準備と当日の流れ

私が今準備するとしたら、まず日程と規模を決めます。

どのナンカで誰を呼ぶのか。

仕出しを頼むのか。

お坊さんに来ていただく家なら、その連絡も早めにします。

前日までに仏壇まわりを掃除して、お花を用意して、お茶と座布団の数を確認します。

駐車スペースの段取りも、この日のうちに考えておきます。

当日は料理を受け取って並べて、お茶を出して、焼香の案内をして、香典を受け取って記録して、片付けをする。

昔と比べると、人手が必要なのはお茶出しと下膳、それとお帰りのお客さんへの目配りくらいです。

※ヒラウコーは、県外だと仏具店にもなかなか置いていないようです。
県外で行事をする場合は通販で探すことになるのかもしれません。

いちばん漏れるのは、香典返し

料理はお膳にのせて出しますが、持ち帰り前提です。

(ゆっくりユンタクしながら召し上がる方もいます)

お膳には折箱と、持ち帰り用の袋を一緒に乗せておきます。

お客さんはお茶と吸い物、汁物くらいに手をつけて、折箱はそのまま持って帰る。

その袋と一緒に、香典返しの商品券の封筒を一緒に入れておくこともあります。

こうしておくと、渡し忘れがかなり防げます。

ただ、預かりで何人分か持ってきている方がいると、これだけでは足りません。

台所でお膳をセッティングしている人と、焼香のときに香典を受け取った人が連携していないと、人数分をのせられないからです。

女性陣は配膳でバタバタしています。

帰るお客さんにささっと目を配るのは、思っている以上に難しい。

だから結局、玄関で「預かりの分はありませんでしたか」と一声かける人が要ります。

焼香のときに預かりを把握していた人が、その場で渡すのでもいいです。

この目配りだけを役割にした人がひとりいると、本当に助かります。

お茶出しと下膳、それとこの役。

その三つだけでも、遠慮せず誰かに頼んでください。

ひとりで全部抱えない方がいいです。

昔の私のように、黙って台所に立ち続ける人を作らないことが、一番大事だと思っています。

最近は簡素化が進んで、お客さんの方が「今日はこれで終わり?」と驚くくらいの家もあります。

つまり、世間そのものが変わってきています。

七日ごとに全部やる家もあります。

繰り上げて済ませる家もあります。

どちらも今の沖縄では普通です。

故人を偲ぶ気持ちは、お膳の品数では決まらないと思っています。

我が家も、できるところは業者に頼って、この簡素化の流れにありがたく乗ることにしています。

※これは我が家の経験を書いたものです。呼び方や進め方は地域や門中、家庭によって違いますので、ご自身の家のやり方は年長の方に確認してください。

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